オフセット印刷品質検査装置 Lab-vision®
「Lab-vision®」の開発コンセプト
- 収益を上げる枚葉インライン品質検査装置 Lab-vision®
- 枚葉印刷機のインラインで、品質検査を行う検査装置の設備を考える際、印刷会社様は、まず一番に得意先様への品質保証を行うために導入されると思いますが、私たちは、品質検査装置がそれを導入されたお客様にとって、品質保証はもちろんの事、印刷会社様の収益を改善する装置として有るべきであるという考えから、「Lab-vision®」を開発いたしました。
- Lab-vision®は機能・品質・デザインの3拍子を一切妥協することなく、お客様に有益である事を追求した枚葉オフセット印刷機専用のハイエンドなインライン型品質検査装置です。
このようなコンセプトの元、品質検査装置を検討される段階から、印刷製品、目的と設備に合った仕様を提案させて頂き、導入後は有益な運用が出来るまでをサポート致します。 - 私たちの検査技術によって印刷会社様が、永年の努力の蓄積により実現した高い品質への追及を損なうことなく、さらなる競争力をつけ発展して頂けることがLab-vision®の存在意義と考えております。
Lab-vision®の構成
- Lab-vision®のハードウエア
- 最高の安定度と印刷への影響を根本的に考慮した紙押さえ装置 スマートエアーガイド
- インライン検査装置でシートを安定させる装置は、様々な品質検査装置メーカーが着手しているにも関わらず決定的なものが無く、厚紙では安定するが薄紙では安定しなかったり、安定と引き換えに大量に吹き付けられる空気が、版面を乾燥させたり、版面温度の上昇につながったりと印刷へも影響していました。 Lab-vision®の完全非接触紙押さえ装置「スマート・エアーガイド」はシートの安定化を実現しつつ、従来の紙安定化装置の持つ欠点を解消しています。
- 特徴
- 1. 完全非接触で、印刷物へ影響を与えない。
- 2. 電力量(電気代)が極めて小さい。
- 3. 版面温度の上昇がない。
- 4. 版面の乾燥がない。
- 5. 厚紙・薄紙で調整が不要
- 等が挙げられます。
- 僅かな色相の変化も見逃さない Tri-Prism3CCDカメラとレンズ
- 品質検査装置が、印刷の瑕疵である3タレ、ゴミ付、汚れの大ヤレだけを検査するだけのものであるなら、この照明装置はオーバースペックかもしれません。しかし、もし連続にしかし大量に発生する微細なヒッキや地汚れ、機械の調子を診断できるダブリや、色相の監視をする必要が無ければの話です。
- マルチフレックスライティングは、蒸着物を含むあらゆるサーフェイスに対応するばかりでなく、インキ膜圧の変化による色濃度の変化をキャッチするために設計されました。このハイエンドな照明システムによりLab-vision®はオペレーターの信頼できるアシスタントとなることは間違いありません。
- 3タレ、ゴミ付、汚れ、ヒッキ等の欠陥のみならず、色相の監視も可能にしたハイエンド照明システム マルチフレックスライティング
- Lab-vision®が、印刷の欠陥検出器の機能を超え、色相・色調を監視するオペレーターの第三の目となり得る要は、このTri-Prism-3CCDカメラとレンズにあります。人の目の色範囲に極めて近い、全てのカメラの中で最も広いレンジを持つTri-Prismカメラと、色調検査を目的に特別に設計されたレンズの組み合わせは、検査装置を超えた検査装置としてきっと貴社の品質保証を満足させることと思います。
- Lab-visionRのソフトウエア
- 印刷会社の生産技術を支える画像処理アルゴリズム郡
- 印刷品質検査装置が、カメラを使って撮像している以上、画像処理技術が検査装置の心臓部であることは言うまでもありませんが、私たちがここで言う「画像処理技術」はお客様が検査装置を導入した目的を実現するために日々進化し、また新たな要望の下で変化してゆく事の出来るもっと柔軟性を持った技術のことを指しています。
印刷と言っても、様々な印刷物がある上、クライアント様が重点を置くところ、時代背景、使用資材を含む条件により検査装置へ求める「画像処理」は異なり、変化をし続けます。私たちは、品質検査装置の画像処理を「生産技術」の一部であると考えていますので、単に異物や汚れを見つけたりするだけではなく、能率を上げ、ロス率を下げ、利益を伸ばすという生産技術のシステムとして設計し、それを実現するためのプログラミングを含めた画像処理を「画像処理技術」としています。 - 印刷品質検査装置が、カメラを使って撮像している以上、画像処理技術が検査装置の心臓部であることは言うまでもありませんが、私たちがここで言う「画像処理技術」はお客様が検査装置を導入した目的を実現するために日々進化し、また新たな要望の下で変化してゆく事の出来るもっと柔軟性を持った技術のことを指しています。
1)パターンマッチング
パターンマッチングは品質検査アルゴリズムの代名詞的存在ですが、Lab-vision®のパターンマッチング方式は、生産技術の一環として検査装置があるという考えによっておりますので、単に基準画像と被検査画像との一致度をとるという手法はとっていません。「基準画像と被検査画像との違い」=「全て欠陥」という検査装置では、今まで得意先様へ出荷できていた刷り本も、「基準画像と違っている」という一くくりで不良品になってしまいます。Lab-vision®では、印刷会社様において不良とすべき刷り本なのか、良品とすべき刷り本なのかを判断する情報を折り込んだ「パターンマッチング」アルゴリズムをもって検査装置へプログラミングしてゆきます。
2)文字カケ検出
印刷物の種類によっては、ピンホールや色調の変動以上に「文字カケ」重視されることがあります。
Lab-vision®では、「文字カケ」を検出するためのアルゴリズムとして、通常のパターンマッチングとは異なるアプローチが必要であるため別枠のプログラミングを用意しています。また印刷会社様の要求する文字カケの精度は印刷物によって異なるため、品質検査装置導入の際は、どのような種類の欠陥が(得意先様にとって)重視される問題なのかをよく打ち合わせた上で、画像処理を含む検査装置のスペックを選定してゆきます。
3)欠陥判定
- 「再生紙に含まれていた用紙の夾雑物などは良品として出荷したい」
- 「画線部の白抜けピンホールは問題だが、同じような大きさでも一枚しかないような非画線部の欠陥なら問題にならない」
- 「薄くても、面積の大きい水タレは絶対に出荷できない」
- 「小さくて目立たない欠陥でも、同じ場所に連続して続くものはクレームになる」
- 「色は問題にならないが、文字のカケや抜けは大問題だ」
- 「色調の違いこそが最も問題になる」
等々、得意先へ出荷できるかどうかという基準にはさまざまなものがあります。
私たちは、この問題に取り組み欠陥判定のアルゴリズムを設計しています。
4)色相・濃度監視
品質の差別化として、「色の均質性」こそは、オフセット印刷における高い技術力によって支えられるものであり、印刷会社様の持ち味が現れるコアの技術だと思いますが「Lab-vision®」では、単に欠陥を見つけるだけではなく、色相や、濃度の監視を行えるアルゴリズムを用意いたしました。
もちろんこれは、Lab-vision®の高い能力を持つ光学系ハードがあって成り立つ技術ですが、オフセット印刷の色管理において印刷会社様が監視すべき、異なった視点からのデーター、プロセスならインキ濃度とドットゲイン、そしてトラッピングの関係、ソリッド部ではインキ膜厚と色相の関係等を考えた色相監視アルゴリズムを構築いたします。
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